北ア中ア縦走

山など

今年はお盆の翌週を丸々休みにすることに成功(お盆期間に少し出勤)。家族サービスするか、燻っていたアルプス縦走するか悩んだ末、こんなチャンスは無いかもと富山へ。ログ→(1日目, 2日目, 3+4日目)
※Garminのultra trackモードにて取得したため、距離とかがデタラメ(1、2日目)
DSC_1135.jpg
久々の剱岳から。
結果はというと、残念ながら4日目の昼に駒ヶ根で撤退。二日目の朝、西鎌尾根でスマホを落としてしまい、操作不能(サイドキーで写真は撮れる)になったのが一番大きかったと。これも一つの準備不足なんでしょう。


以下、ざっくりと。行程は一番下に。
今回のために用意したVasqueのシューズ。廃盤モデルで、1まわりサイズ大きめ。
DSC_1103.jpg
1日目
土曜に魚津へ移動。久々の北陸、そして黒部宇奈月温泉駅の周りに何もなくて驚く。
DSC_1108.jpg
ミラージュランド。海のところに、もう一人同じことを考えている方がいて、軽く挨拶。T内さんといっていたような。
DSC_1116.jpg
川沿いのルートは知らないので、普通に大きな道をたどって馬場島を目指す。事前に調べておいた最終自販機の距離より手前で自販機が出てきたけど慎重を期してドリンク購入。これがやはり最終だった。馬場島では想定外の水・要煮沸(必ず)の張り紙にビビって水をくめず。さらに路駐車両が多くて、登山口へ曲がるところを一瞬通りすぎてしまった。GPS時計も全然違う距離を出してきたりして、序盤から調子が乗らない。
DSC_1120.jpg
早月小屋あたりで日の出。やむなく水2L購入。練習不足のせいか、ここからも調子悪い。
DSC_1123.jpg
混雑している剱を過ぎて、初めのカニの横ばい。特に難しい感じは無かった。幸いにして順番待ちもなし。
DSC_1137.jpg
こちも初めての剣山荘。剱以南の立山エリア自体が初めて。
DSC_1139.jpg
剱を振り返る。アルプス総図では細かいルートがなかなかわかりにくかった。
DSC_1142.jpg
立山付近?から黒部湖。立山から一の越山荘までの下りが激混み、まぁ焦らず止まったり進んだりしながら進んだ。
DSC_1154.jpg
またまた初めての鬼岳やザラ峠なども無難に通過して、五色ヶ原。ここからは知っている区間。
DSC_1171.jpg
初日の夕日。ヒーヒー言いつつも、なんとかスゴの小屋にたどり着き、就寝。予定より若干遅れ。
DSC_1174.jpg
2日目
1時くらいに出発して、薬師超え。休んだので快調。
DSC_1188.jpg
急がず進んで三俣蓮華までは順調。三俣から下に降りるルートで双六まで行ったら、かなーり長く感じて疲れてしまう。稜線経由の方が楽かも。双六でも休憩して、西鎌尾根へ。
硫黄乗越あたりでスマホを取り出して写真を撮っていたら、落として画面が割れてしまう。この後も写真は撮れた(サイドキー)ので気にせず、というか故障に気づかず進む。
DSC_1191.jpg
槍ヶ岳の登りも全然調子が上がらなかったが、無事に槍ヶ岳山荘到着。写真を撮っていただく。 そんなに時間がたたないうちに風雨に。少し雨宿りしつつ、スマホを触った時、タッチパネルの下側ごくわずかな部分を除いて反応しないことに気づく。
濡れたからタッチの反応が悪いのだろう、下界についたら拭けばいいや、とポジティブに考えながら長い横尾への道を下る。
計画より2hほど遅れて横尾到着。時間的にこの先、商店はやってないのでお菓子を補給。そして、スマホを色々拭いたり触ったりするも反応しないので(ロック画面を解除できない)、本当の故障と判断して横尾山荘内の公衆電話から妻に電話(ここの公衆電話、テレフォンカードの減りがかなり早い)。
DSC_1196.jpg
上高地に着く頃には真っ暗になっていた。ビジタセンターのベンチに座り、スマホが使えなくなった影響を考えて、どうするか検討。台風の接近もあるし、万が一の時のリスクを考えると2泊を要する南アに入るのはやめようと考える。疲れもあって、1hくらいあーでもないこーでもないと考えたが結論は出せなかった。
(早すぎるが)やめるにしろ、進むにしろとりあえず沢渡に行こうと考えて、進む。夜の釜トンネル、松本側の入り口ゲートは閉まっていて、車は通れない。走ると意外に長かった。
DSC_1201.jpg
釜トンネルを抜けたら公衆電話があったので再度、妻に電話。とりあえず南アには行かないと連絡。疲れとスマホ故障によるショック、夜道効果?もあり、次第に沢渡で撤退するが有力な選択肢になっていく。ペースもかなり悪かった。沢渡では足湯にしばらく浸かって駐車場脇の草地でツエルトを張って就寝。
3日目
もうやめるつもりだったので、普通に明るくなるまで寝ていた。起きて一度は荷物を整理して、松本行きのバスに乗ろうと思ったが、なんとなく体が軽くなったので、やっぱり中央アルプスまでは行こうと進むことに。
DSC_1209.jpg
トンネル群。危険なのだが、これが噂のトンネルかと嬉しい気分にもなった。
こちらも噂に聞いた薄焼きカフェ(すでに移転)。
DSC_1212.jpg
坂井峠を越えて、木曽へ。噂に聞いたスーパーまると。日中のランニングで消耗していたのと急ぐことはないと思い、1hくらい店内で食事させてもらった。スイカを切ってくれたり、店長さんは良くしてくれる人で、お惣菜もとても美味しかった。店内で過去の報告書のタイムと比較、うーんかなり遅いなーと。
DSC_1224.jpg
暑さでペースは上がらなかったが、藪原駅に寄って公衆電話から安否連絡、セブン2軒を経て、道の駅へ。ここは王滝SDAに行く時に度々立ち寄った所で懐かしかった。そのまま徹夜で中央アルプスをこえることにして、木曽駒スキー場へ。
DSC_1235.jpg
深夜、中央アルプスの稜線に出るころには風がかなり強くなっていたが、マット+レスキューシート巻きをベースにしたレイヤリングと冬用のオーバーグローブで暑いくらいだった。深夜に宝剣岳を越えるのは目が覚めて良かった。
しかし、そこからが長すぎた。似たような小ピークの繰り返しでかなり眠たかった。途中我慢できず、風が当たらないところに座ると、自然と意識が無くなり10分20分眠ってしまうことが数回あった。
4日目
DSC_1241.jpg
徹夜こそしたが大きく挽回はできず、空木岳には予定より10h遅く到着。とはいえ、大部分の遅れは上高地とか沢渡でモタモタしてたことによるものだった。
空木岳からは長い長い尾根を下山。靴のサイズが大きくて靴の中で足に自由度があったせいか、スレによる小指の皮剥けがひどかった。他にもTNFのランパンのインナーパンツと内腿がスレてできた股ずれもかなり痛かった。あとは疲労感。なんとか昼くらいには駒ヶ根についた。5年くらい前に中央アルプスを縦走した時とは、比べ物にならないくらいのロングコースに感じた。
DSC_1243.jpg
撤退する場合ここよりアクセスが良い地点はこの先にないので、ほとんど迷うことなく撤退することを決めた。(電波が無く、使える場面は限定的だが)連絡手段を持たないまま南アに入るのはリスク的にNGということで。頑張って市野瀬まで行ったとして、帰りの足が無い。
身支度を済ませてバス乗車するため駒ヶ根インターへ。しかし高速バスは空きがなかったので、結局、駒ヶ根BTまで歩いて行って新宿行きのバスに乗車した。新宿からはJRで仙台へ。スマホが無くて色々と不便だった。
行程
スクリーンショット 2018-10-23 0.34.51.png
<メモ>
・靴のフィッティング
・ランパンのインナー
・徹夜
・カバンの重さ
・足の日焼け止め
・スマホの落下防止
残念ながら静岡までは行けなかった。当分、忘れた方が良さそう笑。奥様にも心配かけて申し訳な気持ちでいっぱい。ただ、いろんな気づきがあったし、それなりに有意義だった。辛い時間の中で、楽しい時間も。半々くらいだったか。初めてのコースも通れた、天気もとても良かった。
水曜夜に帰宅できたので、なんとか子供と見に行こうと思っていた土曜夜の近所の花火大会にも、余裕で間に合ったし(^^;)

コメント

  1. ぺぺ姉 より:

    いろいろあった
    夏だったね〜〜
    またアルプスへ!

  2. まーはー より:

    色々ありました〜。
    収穫は、このコースを現実的なものとして感じられたことです。タイミング見てまたやるとおもいます。

タイトルとURLをコピーしました