初めての西鎌尾根、表銀座。残念ながら?期待通り?悪天候の中での行軍練習となりました。

とても味のある餓鬼のイラスト。
(前編→これ)
8月14日(金) 双六小屋〜槍ヶ岳山荘〜餓鬼岳小屋
風雨は朝まで続いて、なかなかツエルトを撤収する気にならなかったので、明るくなり始めた4時半過ぎに槍ヶ岳に向け出発。

上から双六小屋。この旅で、防水スマホの便利さを実感しました。
いつの間にかZlite巻きを習得していました。これならどんな風雨でも耐えられる気がしました。度々現れる雷鳥の姿にも助けられました。

就寝時のために、日中はフリースなどを着用せず濡らさないようにすることが大事だと思いました。
西鎌尾根を終えて、槍ヶ岳の肩。出発前は本当にたどり着けるか不安だったので安心しました。

ぼんやりと見えた槍ヶ岳。すでにたくさんの人が登っていて時間かかりそうだったのでパス。過去にも登っているので。
こちらも初めての東鎌尾根。槍ヶ岳付近は少々険しい?メットも持ってないので早々に通過。

西岳方面。水俣乗越までグッと高度落とします。このアップダウンは盲点でした。


真ん中の部分に長い鎖がある。
もしかして、今日は晴れかー?と思っていたら、大雨に。

カッパとzliteを着込んで先へ進む。膝の裏が少々汗疹気味だったのと、動きやすさを重視して下は半ズボン。
なにかと話題のお天井ヒュッテ。もちろん小屋には入らず大雨の中のベンチで補給して出発しました。

大学生のパーティーが寒そうに小屋の中に駆け込んでいました。
天気悪いのでお天井岳のピークは踏まずに燕岳へ。

雷鳥にたくさん遭遇。追いかけてるわけではないけど、登山道を先行するのでこういう写真に。
燕岳付近。

岩場?何が何だかよくわからん。天気良いときに来ないとダメですね。
今回一番のお花畑は燕岳を過ぎて餓鬼岳へ向かう道でした。

燕以北は歩く人が少ないのか、登山道まで植物が溢れてきています。
相変わらず天気悪い。

東沢乗越。沢に下るコースは荒れているらしいです。

東沢岳からは稜線歩き。あの岩場は…

一個飛び出た岩(剣ズリ)が餓鬼岳かと思っていましたが違いました(小屋は餓鬼岳の手前にある)。剣ズリ通過は15時半を過ぎていて、夕立を恐れて全速力で通過しました。
無事餓鬼岳小屋には16時20分に到着。この日、天候が回復したので、ぐっすり眠れるかと思いきや、乾かない装備と、冷え込んだので相変わらず1時間おきに目が覚めてバーナーを灯したり、レスキューシートをガサゴソする夜となりました。まぁ翌日には下界降りれるので、我慢我慢。パッキングの際、奥様の助言を聞き入れて大きいガス缶を持って行って正解でした。
8月15日(土) 餓鬼岳小屋〜白沢登山口〜大町ダム
まずは小屋から餓鬼岳へ登頂(5分ほど)。眺望がすこぶる良かったです。

餓鬼岳山頂から下山道が続いていると思い込んでいて、唐沢岳の方に進んでしまいました。展望台というところで気づいて小屋へバック。
小屋からは長くてとても急な下り。ソールが減ったせいか、足の踏ん張りが効かなくなったせいか、とことん滑りました。何度か転倒してイライラしてしまいました。
途中からは沢沿いというか、沢の中の登山道へ。石が滑る滑る。

見事なゴルジュ帯(鎖で通過)を眺めたりしているうちに下山完了。
鍬ノ峰経由で戻る計画はパス。もう低山はいいやと。

炎症気味の左のアキレス腱と、真っ黒になって痛い右足親指の爪がどうかと思いましたが、最後13kmなんとか走れました。

予想外に快適な安曇野ジョグでした。いたるところに水路があって非常に涼しげでした。車に戻って、やはり誰もいない駐車場で天日干し。なんだかんだで下界は落ち着きます。温泉に入ってさっぱりして、達成感を感じながら茨城への帰路についたのでした。
まとめ
例年に比べると短いお盆休みのほとんどを投じて頑張りました。今まで、完全に濡れた状態での露営の経験が無かったので、経験値はだいぶ上がったと思います(ザックカバーを忘れた事にも後押しされた)。体力も2年前より上がっていると実感できました。
山行後一週間は体脂肪率が過去最低になり(6%前後)、どちらかというと体調は悪かったです。そして恐ろしく食欲がわきました。結構なカロリーを消費している割に、行動中は柿ピー&まとめ買いしたバームクーヘンしか補給しなかったからだと思います。
そして某縦断レースに関しては、露営3回できたのでエントリには近づきました。でも要領をよく読んでなくて、写真の撮り方が少々怪しいです。とことん詰めが甘いなと。
行程

初日、頑張ってますね。30%切っている針ノ木谷のパートについては、高巻道が整備されていたからかもしれません。まぁラッキー。




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