2024 中雙塔

レース&イベント

2024.10.10-12 中雙塔🗼🗻🗼  今回は参加できました(前回)。
北段328k: 14h59m(→ strava), 南段417k: 16h8m(→ strava), total: 31h7m🥈

台湾灯台シリーズのラスボスは武嶺・塔塔加を通る2日間の山岳ルート。変化に富んだ山間部の景色や気象・路面状況など、まさに台湾!(想像以上…)。
走りの面では、記録更新を狙う小邱車隊と一緒になり、ロングライドとは思えないハイペースな展開に。思いがけず好タイムで完走出来ました。感謝~

ちょっと記憶が薄れてきているので、思い出せる範囲で。
小邱さんのYoutubeでも紹介いただきました  →北段、→南段

【準備】
s-works powerサドルのレールが折れていたので新調(意外に台湾に在庫がなく、bike-inで)。あとはGP5000の28Cを調達。評判の良いEliteのボトルも。

アップダウンが多いイベントですが、2日目は平坦部も多いのでVenge aero bar仕様にしました。バッグ類は最小限に。体の準備は…何したか忘れました。ロングはそんなに乗っていなかったような。
いきなりWireless Blipsの電池警告が出てましたが、なんとか持つだろうという読みで。

【1日目:北段、出発~】
主催者手配の車(自転車はルーフ積み)で移動。19時の出発まで時間に余裕があり、途中、三芝で補給したり少し散歩もできました。台湾最北店である富貴角灯台に到着したら着替えや準備。19時にいよいよ出発です。体の調子を見ながら全力を尽くす、が作戦。

天気は晴れ、出発したらまずは三芝の街中まではサイクリング、その後、巴拉卡公路に入り二子坪駐車場(標高約800m)までの登りです。 少し霧がかかっていましたが程々で登って良いwarming up(260W,35min)。割とまわりが様子見してる感じで駐車場にはTopで到着。

下りで小邱車隊+数人と一緒になり、台北市街へ。信号でのstop/goを繰り返しながら、新店區へ。

北宜公路で徐々に登り基調へ。一人、また一人と集団から人が減りCP2の県界公園ADにつくころには小邱チームの3人と私だけに。とにかく全力の8割近いようなロングライドとは思えないペース。楽しいので後先考えずにいけるところまで行こうとうような。
ADでは、短時間ながら食べ物と水を詰め込みました。しかし、名物の海老ラーメンを食べる時間は全くなし😅 小邱チームは補給車が同行しており、いつでもボトルと食糧補給できます。。。

宜蘭への長い九十九折りでは美しい夜景が見えました。宜蘭市街からも同じメンバーで進行。10/10は台湾の建国記念日とされる雙十節(双十節)なので台湾国旗が掲げられていました。

宜蘭の市街地を過ぎたら、しばらく一人で走っていましたが、やがて合流。有名な北横公路の起点である百韜橋を過ぎ、長い長い北進武嶺のコースに入ります。周りは真っ暗。

途中ついたり離れたりしながらCPがある南山には小邱さんと2人で到着。私はかなりの空腹で全家(ファミマ)で補給、小邱さんは先に行くことになりました。

しばらく一人で、標高1,948mの思源埡口通過,およそ200km地点。この後、私も驚きだったのですが、15分は先行していただろう小邱さんに追いつきました。

詳しくはYoutube動画を見てほしいのですが、梨山までは小邱さんと一緒に到着し、私はまた空腹で全家へ。再び小邱さんが先行する形に。

ここからがつらかったですが、細々と登り、KOMでも有名な大禹嶺まで。先に到着していた小邱さんのサポートメンバー(ここまでは水一滴もくれなかった)が今までになく、やたらとパンを食べていってとか、カップ麺を作るとか言ってくれました。ただ、急ぎたかったので、主催者が用意したお菓子を少しだけ補給し武嶺へ出発しました。

いよいよ1日目のボスである武嶺到着。天気は良好でした。

日本語がわかるサイクリストがいて、オレンジジュースをくれたり、看板で写真を取ろうと言ってくれました。写真は時間がかかるので、オレンジジュースだけいただきました。喉が渇いていたので嬉しかったです。  →しかし、のちにこの方ご自身のthreads投稿を見つけ、この方も小邱チームのメンバーで、これは小邱さんを先行させるための作戦だったと読み、複雑な心境に。

結局、初日の北段は小邱さんから14分遅れで2位フィニッシュ。壮絶ですが全力を投じた楽しい1日目でした。。。

フィニッシュ地点は埔里にある箱根養生館。昼過ぎに到着し、チェックインまで2hくらい日陰で待ちました。

【宿泊】
箱根養生館は温泉施設で、プールもありました。
部屋はそこそこで、知らない人とダブルベッド使う設定になっていましたが、隣の方がお友達の部屋に移動したので、幸い一人でベッドを占有できました。

食事は普通の台湾料理で、朝夕の炭水化物補給には苦労はなかったです。

【2日目:南段、~Finish】

二日目は塔塔加を超えて、通過したことのない高雄の山奥を通り、最南端へ抜ける400km超えのコース。前日に有ったことや、数時間後のことは考えずにその時々を楽しむこと2週中します。ロングライドイベントというよりはレースのようになってきていました。

まずは、武嶺へ行くときに何度も通過している埔里の市街地でwarming up完了。街中の信号で小邱さんたちとは離れましたが、日月潭への登りで追いつきました。

気持ちよく湖畔をサイクリングし水里を過ぎたら、塔塔加(標高2,610m)への登り。早過ぎず遅過ぎない良いペースで登れました。

ここからは阿里山公路を下り、初めての達邦へ。阿里山よりもさらに秘境の雰囲気を帯びてきます。空気も湿気を多く含んでいて、いつでもスコールになりそうな感じ。

実際、大雨も。とにかく湿度が高い!

今回、工事のため一部ルートの変更があり、産業道路の通過が必要でした。事前の試走組からの報告の通り、ここがかなり厄介でした。

斜度とグリップ力の関係で、もはや走行不可の下り区間がいくつか。。。
小邱さんが一度スリップするという悲劇も。私はちょうどその前の分岐で一度停車していてことなきをえましたが。  日本ならありえないコース設定でした。

難所を終えても、ワイルドな路面は続きました。とにかくマッタリ走れない笑

でも景色は最高。

山岳区間を過ぎても、いやらしい登りがあり、その度に小邱チームがアタックをかけてきて私を引き離しにかかります。そして、毎回食らいつく。なんならお返しするノリで。

あと最後の7-11 CPの手前で小邱さんと二人になり、なぜかCPまで20kmほどは鬼引きしてしまいました。妙に私もハイで、この時点で平地総力だと、彼らを2段階くらい上回っていました(エアロフォームもあり)。疲れて補給していたら、小邱チームの2人も追いついてきて3人と一緒再スタート(彼らは補給車で補給)。

あとは平地平地84kmを残すのみ。
ここは西雙塔で2回通過したことがあるお馴染みの区間。
5kmずつローテしつつも、かなり余裕はありました。しかし、残り30km地点でここまでの高強度走行で胃がつかれてしまったか、もう無理~となり一人コンビニへ。残り3人は先行。 胃が水分を受け付けなかったのですが、味噌汁でなんとか回復させ出発。

35km/h程度の巡航で最後30kmを駆け抜けて、最南端駐車場にゴールしたのでした(誰もいないので自撮り…)。小邱チームの3人とは17分差。

最南端7-11に事前送付していた荷物で軽く身支度を整えて、Finish地点への主催者到着の時間(7時?)を待ちました。 すごく胃の調子が悪くて、鵝鑾鼻の駐車場にあるトイレで水のような嘔吐を数回。

朝になり、無事に完走証がもらえました。
Totalで2位でした。一応これでも2023までの最速記録より2hも早いクレイジーと言えるタイムです。→過去タイム

何度目かわからないけど、最南端を散歩。気持ち良いです。
  
記念撮影し、主催者用意の車で新竹まで帰ったのでした。
みなさん、お疲れ様でした、本当に。。。

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