シルバーウイークにN田さんと行った西穂〜奥穂。さすがの岩場でした。
通過してきた岩場をバックに。
二週間前にオーストラリアでお金使ったので、今年のSWは大人しく過ごそうと考えていました。そんな矢先、富士登山競走時から燻っていたN田さんとのジャンダルム計画が再浮上。西穂〜奥穂の区間は前から気になっていた区間で、N田さんは体力・経験とも十分、これを逃したらしばらくチャンス無いだろーということで行ってきました。
9月22日(火)
私は車、N田さんは電車で松本駅に集合。幾つかのハプニングはあったものの、無事に沢渡からのバスに乗車して上高地へ。
車窓から大正池。やっぱり上高地は良いですねー。
帝国ホテル前で降りて、登山口へ。N田さんは泊まったことあるらしく、羨ましく思いました。
西穂登山口。ザックは60Lで水無しビール缶込みで15kgほど（容量的には、ほとんど防寒着）。靴は数年ぶりに引っ張り出したスカルパ（足に合ってなくて、痛くなるのでほとんど履いていない）。
隊長はお盆にランシューでこの区間を通過（西穂〜双六/1day）してましたが、私の感想としてはトゥのしっかりした靴の方が安全に通過できると感じました。
初日は西穂までの登り。稜線に出ると水は有料になるので、宝水から3L以上持ち上げました。
予定よりも出発は遅かったのですが、明るいうちに西穂山荘に到着。久々のモノポールシェルター（すでに廃盤）はとても快適でした。持参したカップ麺などで夕食を済ませ就寝。
（暖かいシュラフにくるまって眺める）星空が素晴らしかったです。
9月23日(水)
フリースのウェアとダブルウォールのテントで至極快適な夜でした。ツエルトだったならば、やはり極寒だったのでしょう。
朝は霜が降りるくらい冷え込んだようです。N田さんはマットの不具合により寒かったと。
命を預けるグローブ。
（提供）茨城県赤十字血液センター。
雲海の中の焼岳、乗鞍岳方面。
独標、西穂と過ぎるにしたがい、ゴツゴツな岩場に。
穂高〜槍の稜線を望む。
場所は忘れましたが、「うーん…」と1分くらい降り方を考えてしまう下りの岩場がありました。リーチの短い方（女性など）には大変なコースだと思いました。それとも、テクニックの問題か？また、今回は最適な気象条件でしたが、雨だったり、強風だったり、暑かったりするとまた違った難易度になるのかなとも思いました。
吊り尾根〜前穂。穂高連峰は北アの中でもゴツゴツ感が違いますねー。
天狗岳への上り。
天狗岳山頂から笠ヶ岳方面。
西穂方面をバックに。岩場だけでなく、上りもきつい。体力的な要素もこのコースの難易度を高めています。
いよいよジャンダルムが見えた。こっちからだと…意外にショボかった。
岩場を下る。
そして…噂に聞くジャンダルム。イタリア製のヘルメットがオシャレ。
山で飲むオールフリーは格別。ヘルメットはGiroのエアロ仕様。
山岳用のを準備しようと思ったのですが、某縦断レースの選考会後に割引販売される事を思い出して、踏みとどまりました。
ジャンダルムから奥穂方面。怖いところはこれから。
人がちらほら写っている。
岩場をこなすN田さん。
振り返ると神々しい眺め。
いよいよ核心部らしい馬の背。そして、アクションカムのバッテリーが馬の背の途中で切れるというまさかのハプニングが発生。
上りなので、案外あっさり通過できました。
通過後に振り返ると、切れ落ちた先の谷底に目をやることは無意識的にしなかったなと。潜在的な恐怖のせいでしょうか。
振り返るとガスが湧いてきた。
二度目の奥穂はスルー。
5年前の槍〜奥穂→これ。同じ服着てます(笑
穂高岳山荘。この景色は何度見ても圧巻。
しばし休憩の後、涸沢経由で下山することに。
涸沢は紅葉が見頃でした。
日没前に横尾につくために、下りで急いだのですが、足に合ってない登山靴のおかげで足（皮膚）が痛い痛い。結局、横尾には日没くらいに到着し、N田さんは山荘泊、私は節約のためテント泊しました。
9月24日(木）
翌朝は5時スタートで横尾〜バスターミナルまでウォーキング。ファイブフィンガーズに履き替えたので非常に快適でした。それと、古池にも魚がいて驚きました。
五千尺ホテル脇の売店でお土産を買って、バスに乗車し沢渡でマイカー乗り換え。N田さんとは松本駅にて解散。浅間温泉で入浴（ 仙気の湯:250円）。帰りも三才山トンネル経由でドライブを楽しみつつ帰ったのでした（メモ 高速利用は往路：佐野〜佐久、復路：高崎〜佐野）。
N田さんお疲れ様でした、またやりましょう。
行程
9月22日(火)
西穂登山口13:49 –> 14:55宝水 –> 15:54西穂山荘
9月23日(水)
西穂山荘5:46 –> 6:44西穂独標 –> 7:54西穂高岳 –> 9:20間ノ岳 –> 10:11天狗岳 –> 10:58天狗のコル –> 12:30ジャンダルム –>12:44 –>14:09奥穂高岳 –> 14:45穂高岳山荘15:20 –> 16:16涸沢小屋 –> 18:16横尾山荘
9月24日(木）
横尾山荘5:07 –> 7:43河童橋
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